MENU

フリーランス稼業はつらい?

独立してちょうど1年経ちました。。。
ざっくりいって、なんくるないさが正しいというのが実感。
踏み出してみたら、意外と何とかなるものです。
もちろん、つらいこともありましたし、不安もなくならないのが現状です。
そこで、この一年を備忘録もかねて振り返ってみました。

まず、なんでフリーランスになったか?
世の中には、「おーし、フリーになって文字通り自由に稼ぐぜ!」
とか、「会社という組織につかれたから」とかいい面悪い面の
両方があり、それぞれ事情は違うでしょう。

自分の場合は、そろそろサイエンスカフェをやりたい気持ちが
もやもやした気分でまとわりついて離れず、仕事もやり切った感があったからです。
ちょうどそのころ、行きつけのBar のマスターから新しいお店を開くことを聞き、
これも何かの縁かなと思いつつ、お店でバイトする方法はないかと模索しましたが、
どうやっても副業禁止だったので、思い切って退社という形をとりました。
何もフリーになりたくてなったわけではないのです。
それしか選択肢がないかなぁというのが正直なところ。

その選択をするにあたっては、家族や友人、先輩、知人などいろいろな方に、
アドバイスを受けました。それでもそれしかないという結論になったのです。
という事情でフリーランスとして編集者、あらたにライターを本業として、
いろいろお店について学ぼうと飛び込みました。
実際には、本業が忙しくなってしまい、結局約半年くらいしかできなかったですが、
IBUなどでいろいろ学ばせてもらいました。
サービス業は未経験だったのですがいろいろと学ばせてもらって感謝してます。
今後の経験として活かしていきます。

で、実際にフリーになって怖いのが、仕事があるかどうか?
これは、1年たってもその不安はぬぐえません。
実際どうかというと、出版関連というあくまで個人的な経験から言わせてもらうと、
「社員以上の給与を得るのはなかなか難しい」ということです。
これは、ほかの業種でも同じではないでしょうか?

ある意味、ならざるを得なかった立場から言うと、安定して稼ぐためには、
やはり、正社員がいいと思います。
もちろん、成功例はどのケースでもあるので、何とも言えないですが、
概して、社員時代より稼ぐことは難しいのではないかと思います。

というのも、税金、保険、年金など国民の義務があるからです。
これは、おそらくどの人に聞いたり、本を読んでも書いてあると思いますが、
「実際に」フリーになってみると、意外とボディーブローのように効いてきます。
去年の9月末までは正社員だったので、今年の支払いはとてもしんどいですね。。。
それも加味したうえで、お仕事を頑張ればいいのではという意見もありますが、
なかなか思い通りにいかないのが現実だと思います。

僕の場合は、ありがたいことに知っている方から声をかけていただいたり、
これまで勤めていた2社からもお仕事をいただけたので、何とか助かりましたが、
それでも貯金を崩す必要がありました。
一個人になった自分に仕事の依頼をいただけたのは、これまでやってきた仕事を
評価していただいたのかもしれないとありがたい気持ちでいっぱいです。
が、調子に乗らないようにしないとフリーの場合は後ろ盾は一切ありません。
少しのミスでも、信用を失ったらそれで終わりです。

まとめますが、フリーランスになってよかったか?と問われたら、
僕の場合は良かったと言えます。
会社員として経験できないことやお仕事をこの1年できたからです。
ですが、まだまだ1年なので、これからも目の前のことに一歩ずつやるしかない!
と思いつつ、なんくるないさでいろいろ試行錯誤している最中です。

最後に、偉そうに感じたら申し訳ないですが、あくまで個人の経験からの意見として、
フリーランスを考えている人は、やめてしまう前にぜひ一度立ち止まって、
今やってる仕事が楽しいかどうか、ほかに真剣にやりたいことがあるのか?や
自分が自分の仕事に納得してるか、ということに、
真剣に向き合ってみてもよいかもしれません。

その時は、自然に来ます!

そういう選択をせざるを得なくなる気持ちになるのです。
それがチャンスかどうかは、結果論なので、あとからわかることです。
是が非でもフリーランスになるんだ!という選択をしなくても、
自然にそうなっていったほうが(つらいことも含めて)楽しく過ごせますよ!
どうせ一度しかない人生、反省はしても後悔はしないように生きたいものです。

以上この1年を振り返って感じたこと。
誰かに何かのお役に立てたらと思い、自分の経験を残しました。

確定申告や税金についてこの本が勉強になります。