~沖縄への帰り道~

「未知の領域で研究を進めるにあたって心すべきことは、
自分は「何が一番重要で基本的なこと」と確信できるかを、
徹底的に突き詰めることである!
これは極めて主観的な作業である。
中途半端で安易な主観性はただの主観止まりである。
とことんまでやらなければならない。
「主観」を究めてたどり着いた結論は、極めて「客観的」であり、ものごとの本質を突いているものである。 」
井上研三 著「素粒子物理学」あとがきより

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単一光子と量子もつれ光子: 量子光学と量子光技術の基礎

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献本いただきました。

本書は量子情報では不可欠な単一光子状態と量子もつれの基礎を理解するための本です。

社員当時、著者と編集委員会と議論を重ねたのが懐かしいですね。後任者がしっかりと仕上げてくれていい本になりました。まえがきの謝辞で僕の名前も出していただきうれしい限りです。できれば最後まで担当したかったのがちょっと残念です。

18巻の量子アニーリングの基礎と合わせて読んでいただけると、量子コンピュータの理解がぐっと深まるはずです!

量子力学は、現代社会では切っても切れない重要な概念です。ただ、きちんと理解するのはなかなか大変です。本書では、電磁気学の基礎から説明が始まり、光の量子化へと丁寧に説明されています。後半では、量子もつれ(エンタングルメント)についても述べられています。これは、量子暗号技術や量子テレポーテーションで重要な概念となります。

これらの概念の基礎が十分学べます。また実際の実験結果についても触れられており、最先端の物理現象を学ぶ入門書としてはぴったりです。

ただし、これらを本当の意味で理解するにはやはり専門書で深く学び、手と頭を動かす必要があるのは言うまでもありません。。。

 

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