~沖縄への帰り道~

「未知の領域で研究を進めるにあたって心すべきことは、
自分は「何が一番重要で基本的なこと」と確信できるかを、
徹底的に突き詰めることである!
これは極めて主観的な作業である。
中途半端で安易な主観性はただの主観止まりである。
とことんまでやらなければならない。
「主観」を究めてたどり着いた結論は、極めて「客観的」であり、ものごとの本質を突いているものである。 」
井上研三 著「素粒子物理学」あとがきより

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火星に住むつもりかい?

やられた!

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素直に著者の意図通りの反応をしてしまいました。

書店で本書を手にした時、伊坂氏はSFを書き始めたのか!と思いました。

本書は監視社会となり、現代の魔女狩りを行っている「平和警察」を中心に、様々な想いを抱えた人たちが物語を紡いでいくという作品となっています。

人はいずれ死ぬ。しかし、その人生に何か意味があったのか?

正義とは何か、偽善とは?

エンターテイメント作品ではありますが、著者の深い洞察が行間に詰まっていると感じました。

あとはネタバレになるので内容はここまで。

当初の思惑とは違った内容だったけども、面白くてぐいぐいと引き込まれました。

現代社会の闇をうまく表現しており、正義とは何か?というテーマから、人間の集団心理を分析し、深く掘り下げた作品に脱帽です!

おそらく映画化なども考えているのでしょうが、その筆力はすごい!という陳腐な表現しか出ません。

 

 

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