~沖縄への帰り道~

「未知の領域で研究を進めるにあたって心すべきことは、
自分は「何が一番重要で基本的なこと」と確信できるかを、
徹底的に突き詰めることである!
これは極めて主観的な作業である。
中途半端で安易な主観性はただの主観止まりである。
とことんまでやらなければならない。
「主観」を究めてたどり着いた結論は、極めて「客観的」であり、ものごとの本質を突いているものである。 」
井上研三 著「素粒子物理学」あとがきより

MENU

沖縄の旧石器時代が熱い!

今は仕事の切れ間で時間があるので、国立科学博物館に行ってまいりました!

f:id:mak_phy:20180523163754j:plain

ちょうど特別展でブログタイトルの企画展示があったのです。

企画展「沖縄の旧石器時代が熱い!」(2018年4月20日(金)~6月17日(日))- 国立科学博物館

f:id:mak_phy:20180523174046j:plain

沖縄に生まれ育ったものとしては、ルーツが気になるところです。

いま注目を集めているのが2010年石垣空港建設の際に見つかった、白保竿根田原洞窟遺跡の全身骨だそうですが、まだまだ謎が残っているようです。

これまで港川人の全身骨はもともと見つかっていましたが、その顔復元も技術が進み、変わっており、見ていて現代の沖縄でもこういう人がいるなぁという印象を受けました。彫が深い、いわゆる縄文顔。川満しぇんしぇーに似ている復元が面白い。

f:id:mak_phy:20180523173712j:plain

なかでも興味深いのは、日本に古来からいた縄文人は、渡来弥生人によって、だんだんと南と北に分かれていく過程で、琉球人は渡来弥生人との混血があったが、アイヌ人はあまり混血はなかったようで、純粋な縄文人はアイヌ人との説明でした。

f:id:mak_phy:20180523174205j:plain 

これらの結果は考古学的な考察や発掘調査がメインですが、実は科学技術がふんだんに利用されていました。

  1. 放射性炭素年代測定法
  2. 分子生物学的アプローチ、DNA解析など
  3. 顔復元デジタル技術の応用、3Dプリンタ、レーザー測定技術

さまざまな分野の方が集まって、いろいろとわかってきたようですが、まだまだ謎が多く、今後の研究の進展が気になります。

最後に、沖縄独自の動物として、絶滅してしまいましたが、鹿とキョンという2種類がいたことが興味深いです。

f:id:mak_phy:20180523171458j:plain  f:id:mak_phy:20180523171549j:plain

リュウキュウジカ        リュウキュウムカシキョン

キョンという鹿は初めて知りました。いまは外来生物として繁殖力の高さから問題視されているようです。

キョンと鹿の違い | DEER INFO-日本で唯一の鹿情報総合サイト

こちらの特別企画展は2018年6月17日までとのことですので、ぜひ! 
常設展なので、670円で楽しめます。

さらに、次のプロジェクトとして、日本人がどうやって移動してきたのかについても壮大な実験が進んでいるようです。募金箱がありますので、ぜひ応援しましょう!

続編として下記のプロジェクトも進行しているようです。

3万年前の航海 徹底再現プロジェクト 

privacy policy