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デジタル技術とマイクロプロセッサ

いまはIoT技術をはじめとして、組込み技術に注目を浴びています。本書の目的はそうした現在の技術の礎を学ぼうということです。古臭いかもしれませんが、いまはデジタル回路の講義はあっても、アナログ回路についてはあまり多くないとのことでした。著者らは、その分野で企業、大学を経てきた方々でいまこそ、基礎が重要であるということを強くおっしゃっていました。その点に関して大いに賛同し、本書の編集をいたしました。

本書は3部構成になっていて、1部ではデジタル技術の歴史を含め、情報や数をどうデジタルとして扱うかの基礎を丁寧に解説しています。2部では、それらを基礎にしてマイクロプロセッサのハードウェアの設計手法や設計生産性、開発やビジネス動向について述べています。3部では、それらをもとに、マイクロプロセッサのハードウェアとソフトウェア技術を具体的に、電子オルゴールの作成例をもとに解説しています。

情報だけではなく、工学的な基礎(回路)についても学べる良書です!

IoT技術に興味があり、基礎から学びたい方にぜひご覧いただきたいです。

小島正典・深瀬政秋・山田圀裕 著

2012年5月初版1刷発行

https://amzn.to/2J4uiwq

本書を読んで、半導体LSI技術もご覧いただくとさらに知識が深まります。